「提案型モノづくり企業」

そのアイデアに、“提案”という加速力を。
開発に、真のパートナーを。

開発が止まってしまう原因の多くは、“相談できる技術パートナーがいないこと”。
私たちフジハラインテックは、構想段階から量産までを見据えたトータルサポートで、
製品開発のスピードアップとスムーズな立ち上げを支援します。

『提案してくれるパートナーの存在』

「この形、図面どおりに作れるかどうか自信がないんです」
そんな相談から始まったあるプロジェクトがありました。

お客様は新製品の立ち上げに向けて、急ピッチで試作を進めていましたが、
形状の一部に加工や成形の難しさが潜んでおり、先に進めずに立ち止まっていました。

私たちはまず、図面を読み解くところから始めます。
ただ寸法を見るだけではありません。

「なぜこの形にしたのか？」
「その先にどんな組立や検査が待っているのか？」

設計の背景を知ることで、開発全体の流れを理解し、より的確な対応ができると考えています。

そのうえで必要に応じて、
「ここはこう加工した方が安定します」
「成形しやすいように、この構造に変更してみませんか？」
といったご提案をすることも可能です。

もちろん、すべての案件で提案が必要なわけではありません。
ですが、もし先に進めない「壁」があるのなら、私たちはその壁を一緒に乗り越えたい。
そう思っています。

たとえばある製品の検査工程で悩まれていたお客様には、
成形後のズレを抑えるための形状調整と、
それを前提とした検査治具をセットでご提案。

結果として、開発スケジュールの大幅な短縮に貢献しました。

「図面どおりに作る」だけではなく、
「より良くする方法を一緒に考える」。

その姿勢が、設計者にとっての“もう一人の味方”になれたらと、私たちは考えています。

製品開発をスムーズに進めるには、相談できる相手の存在が欠かせません。
私たちは、そんな“提案してくれるパートナー”であり続けたいと願っています。

ただの加工屋ではない。「提案」ができる理由

私たちは、図面を受け取って、ただ加工する会社ではありません。
むしろ、「どう作るか」だけでなく、「どう作るべきか」を一緒に考える。

その姿勢こそが、私たちの最大の強みです。

では、なぜ“提案”ができるのか。
それには、3つの理由があります。

1つ目は、設計視点を持った技術者がいること。
加工現場の知識だけではなく、設計者が直面する悩みや
量産を見据えた形状のクセまで理解しているからこそ、
「こうした方がうまくいく」と自信を持って伝えることができます。

2つ目は、試作から量産までを見越した視野。
試作時点では気づかない、量産工程での課題や
検査のしやすさ、組立の精度までを考えてご提案します。

たとえば、検査治具を先に想定した形状調整や、
量産用金型に引き継げる前提の試作設計など、
「その後」のスムーズさを左右する視点が、私たちにはあります。

そして3つ目は、すべてを自社で完結できる体制。
技術相談、図面化、試作、加工、金型、そして治具製作まで——
工程ごとに情報を渡すのではなく、社内で完結するからこそ、
意思疎通のロスがなく、開発スピードが落ちません。

むしろ、進めながら見えてくる改善点にもすぐに対応できる。
それが、ただの「加工屋」との違いです。

お客様がまだ言葉にしていない“課題”にも気づき、
その先にあるスムーズな製品立ち上げを見据えて、ひとつ先の提案を行う。

それが、私たちフジハラウインテックが目指すモノづくりです。